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西洋医学と東洋医学の違いについて

今回は西洋医学と東洋医学の違いについて、分かりやすく説明します。

例) 腰に痛みがある場合

西洋医学
西洋医学では、患者様の状態を科学的、局所的、理論的に分析し、痛みの原因となっている病因・病巣を排除する。つまり「病気」を見ています。

問診から必要な検査(理学所見、レントゲン、MRI)を行い、痛みが強ければ注射や薬、ヘルニアがあれば手術などを選択します。

これは過去に蓄積された検査や臨床実験などの科学的な根拠をもとに、多くの方に効果がある治療方法を受けることができます。常に最新の臨床・研究データも進んでおり治療選択の幅も広がっています。

一方で、腰の痛みにはこの薬を飲めば痛みが軽減する場合、副作用や妊婦の方など別の理由で服薬できない場合やヘルニアが神経を圧迫している為手術で取り除きたくても、患者様が手術を拒否した場合は行うことができないため治療が難航してしまいます。

東洋医学
東洋医学は経験的な医学であり「病人」を見ます。患者様を四診と言われる独自の方法をもとに全体的な体の状態を把握して人間に本来備わっている自然治癒力を引き出す治療法です。
「腰の痛み」に対して脈・お腹の硬さなど全体的な特徴を把握して、それを経絡・経穴を用いて脈やお腹の硬さなどを整えると症状が軽減すると言う治療法です。つまり病状よりも「今現在の患者様の体の状態がこうなっている」に重点を置き、そこから症状が出ていると考えるため痛みであろうと風邪などの内科的な症状においても同じ診断・治療を行います。

鍼灸治療は副作用も少なく、妊婦の方であっても安心して施術を受けることができます。
ただ西洋医学に比べて臨床・研究データが少ない点や施術者によって効果に差が出てしまうところがあります。

まとめ
西洋医学・東洋医学のどちらがいいのかではなく、しっかりと違いを把握し今後治療を受ける際の基準にしてもらえたらと思います。

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